人間の本質を読み解く「オイディプス王」 - 50代のおばはんアンテナ

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人間の本質を読み解く「オイディプス王」

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こんにちは。バナミです。

今月の「オイディプス王」ですが、本当にようできた話です。今回の放送は新しく話が進むわけではありません。
さらに深く考える、という感じです。

今回のテーマは人間の本質、nature(ネイチャー)に迫るんです。


人間は、他の動物ならばけっして抱え込まないであろうことまでも悩んでしまう脳をもっています。
脳が発達しすぎて肥大した結果ですね。

オイディプスの人生には呪わしい言葉がついて回ります。
父殺し、近親相姦、自分探し、、、

この3点についてどれほど我が身の運命を嘆いたことでしょう!

ひとつずつ解説されていたことをまとめてみます。


父を殺してしまったエピソードに関しては、世代交代をテーマにした考え方とも言えるようです。
王位を子供が次ぐということは、
父をも超えられるような実力の持ち主こそが次の王に相応しいということです。

この父さえいなければ、自分が王になれるのに、と思うわけですから、
父を殺すということに繋がるということなんですね。


近親相姦については、
近親婚は遺伝子のパターンが違う相手を求めるようにできているという説もありますし、
他の部族との親戚関係を作ることによって、政治的に有利という説明もあります。

一方で、かけ離れた相手よりも近い存在の人の方がくっつきやすいという傾向があるのも事実です。
似たような人を選ぶ、ということですね。

オイディプスのように実の母親と離れて暮らしていた場合は、たまたま出会った時に懐かしいような親近感を得るのも
無理はないという見方ができます。


精神分析学者のフロイトは、
「このギリシャ悲劇の効果の拠り所は、運命と人間の意思との間の対立という点にあるのではない。
彼の運命がわれわれの心に響くのは、それがわれわれ自身の運命であったかもしれないからである。」
としています。


フロイトのいう『エディプスコンプレックス』(読み方が違うんですね)とは、
「男の子は最初に出会う異性である母親を独占したいと思う。
父親は恋のライバル、敵です。
しかし強い父親に歯向かえばひどく罰せられるかも、という不安から母を諦める。
こうした心の葛藤を経て大人になっていく。」
というものです。

フロイトは、
父であるライオスを殺し、母イオカステをめとったオイディプス王は、われわれの幼年期の欲望成就の姿である、とも言っています。
劇詩人ソポクレスは、オイディプスの罪を光の下に引き出して来ることにより、われわれにわれわれ自身の内面を認識するように促しているのである、とも。


そして3つ目の自分探し。
オイディプスは本当のちちに捨てられ、その自分を助けてコリントス王に育てられた事実を知って、
自分が今まで思っていた自分ではなかったことを知ることとなります。

解説者の方が言っていた「自分探しなんてしないほうがいい」という考えが面白かったです。
探した結果の自分が大したことなかった時の幻滅!??

なるほど。

そして、小説というものはその幻滅からはじまるものなのだ、とおっしゃっています。面白い!
誰もが考える「自分は実は捨て子?」っていうのも、かんがえてみれば、そうですね、一度は考えるのかもしれません。
自分は今の自分とは別の人間なんじゃないか、っていう。。。。


これらのコンプレックスは、人間の成長の過程では誰もが通る道なんでしょうね。
オイディプスの問題は人類の永遠の課題に迫っているんだと思います。

深い、深すぎです。

物語を、物語の登場人物だけの話だと思わず、自分のことに当てはめて読むと、
新しい発見があるのに違いありませんね。


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